1年生の体育は「コーディネーショントレーニング」です。
①走ってゴムを飛び越す ②ジャングルジムに登っててっぺんまで行ったら降りる ③フープでケン・ケン・パ この①②③を繰り返します。
はしる、とぶ、のぼる、おりる、ケンケンをする、これらの動きは、それぞれそんなに難しい動きではありませんが、これらの運動を、順序を守って、正確に、繰り返し行うことが大切です。
コーディネーション(coordination)は、日本語にすると「調整」「一致」といった意味です。コーディネーション力とは、状況に合わせて「体の動き」や「力の加減」を調整する能力と言えるんです。
また、みんなで手をつなぎ、合図でタイミングよくジャンプする、これもコーディネーショントレーニングのひとつです。
私たち人間のからだがスムーズに動くのは、脳と神経が連係しているからなんです。目や耳から入った情報を脳がすばやく処理して、全身に張り巡らされた神経系(神経回路)に電気信号を送ります。脳は「どう動くのか」を筋肉に伝えているということです。
よく「運動神経がよい」「運動能力が高い」などといいますが、じつはこれらの正体は「コーディネーション力」なんです。
わたしら体育の業界では、このようなトレーニングを経験させることで「運動神経をつなげさせる」などと言うんですよ。
さまざまな動きを経験すればするほど、神経系は刺激され、運動神経がよくなるぞ!がんばれ、1年生!