5年生の国語は「不思議な世界へ出かけよう」です。
この単元では、「想像したことをもとに物語を書く」という言語活動です。

物語を書くことは、物事を見つめ、思考し、想像し、それを文章化しなくてはなりません。けど、ただばくぜんと「物語を書く」だけのお題では。流石の5年生のお友達でも「う~ん」となってしまいます。そこで、今回は「もうひとつのお話し」というお題で物語を考えます。

たとえば、「ウサギとカメ」という有名なお話がありますよね。その「ウサギとカメ」のもう一つのお話を考えるのです。
5年生のお友達は既存の物語を自分で選び、その「もう一つのお話」を考えいるんです。
どのように書けば読み手がおもしろいと思うような物語を書くことができるのだろうね。




前の単元では、「物語をおもしろくしている表現の工夫」を探す学習を経験してきました。その経験を生かし、「想像したことをもとに物語を書く」という言語活動は、「筋道の通った文章となるように、文章全体の構成や展開を考えて書く力」をはぐくむことに、とてもふさわしい学習です。

物語の世界は確かに「フィクション」です。しかし、決して現実からまったくかけはなれたものではないんだよね。
むしろ現実をしっかり踏まえたところに「物語」は成立するんだ。「豊かに想像する世界」は、現実を見据える「確かな目」があってこそ生まれると、わたしは思うんだよね~。
どんなお話を考えたか、お家の人にも読んでもらうとええよ。
自分の書いた文章や物語を、読み手がおもしろがって読んでくれることは、ライターとしての喜びを感じるだけでなく、書いたという達成感を感じ、今後の「書く意欲」が高まるなんてこともありますからね~。